京都旅行記・清水寺
早速京都に向かう。京都はいつでも観光客の絶えない街である。その中でも特に修学旅行のメッカと言うべき場所が清水寺である。訪れてみなくてはなるまい。
清水寺は坂の上にある寺である。観光客向けのソフトクリームや八つ橋が売られているのを見ながら、えっちらおっちらと坂を上っていくと、真っ赤な門や塔が見える。寺と言うには少々派手な気もするが、あれが清水寺入口(?)である。清水寺は坂の多い寺であるが、修学旅行生たちはさすがに息を切らした様子もなく、楽しげに登っていく。そこを抜けると、あの「清水の舞台」がある。
下をのぞいてみて、高いと感じるか、低いと感じるか。よく見ておいてほしい。とにかく景色がよいので、十分堪能して戴ければと思う。ここで写真をとる人が多いが、私のおすすめは、舞台を抜けてむしろ舞台を撮影するように撮ることである。舞台の高さを感じることができるだろう。
それからさらに歩いていくと、今度は清水寺の由来となった小さな滝があり、そのあたりからは下から舞台を見上げることができる。上から見たときとずいぶん印象が違うと思う。舞台の木の組み方なども見ることができるのでぜひご覧戴きたい。
最後に、清水寺は坂上田村麻呂ゆかりの寺である。そのゆえか、当時の蝦夷の首領の碑がそこに立っている。軽く挨拶をして帰ることにしよう。
写真は清水の舞台遠景。この日は工事中だった。
(篠田くらげ)